2010年02月26日

天皇の公的行為について

「政府、天皇の公的行為で「統一的ルール設けない」 自共は反発」:イザ!

公的行為のあり方に関する政府見解
1. いわゆる天皇の公的行為とは,憲法に定める国事行為以外の行為で,天皇が象徴としての地位に基づいて,公的な立場で行われるものをいう。天皇の公的行為については,憲法上明文の根拠はないが,象徴たる地位にある天皇の行為として当然認められるところである。
2. 天皇の公的行為は,国事行為ではないため,憲法にいう内閣の助言と承認は必要ではないが,憲法第4条は,天皇は「国政に関する権能を有しない」と規定しており,内閣は,天皇の公的行為が憲法の趣旨に沿って行われるよう配慮すべき責任を負っている。
3. 天皇の公的行為には,外国賓客の接遇のほか,外国ご訪問,国会開会式にご臨席になりおことばを述べること,新年一般参賀へのお出まし,全国植樹祭や国民体育大会へのご臨席など,様々なものがあり,それぞれの公的行為の性格に応じた適切な対応が必要となることから,統一的なルールを設けることは、現実的ではない。
4. したがって,天皇の公的行為については,各行事等の趣旨・内容のほか,天皇陛下がご臨席等をすることの意義や国民の期待など,様々な事情を勘案し,判断していくべきものと考える。
5. いずれにせよ,内閣は,天皇の公的行為が憲法の趣旨に沿って行われるよう配慮すべき責任を負っており,今後とも適切に対応してまいりたい。

2.が重要ですね。天皇の意思が働く余地が大きいし,内容が何を言っているか抽象的すぎる。あと,公的行為は象徴たる地位から認められるのが確認されています。政治利用防止のルールは公的行為の内容が多岐にわたるからこれから積み重ねによって外延を明らかにするほかないと思います。問題があれば国会で追及すればよいのです。現状で野党はやる気ないのかやれないのか権力監視の機能を果たしていないので危惧を示すのは理解できます。政府に文句をいうだけで対案を出してから議論すればよいにできないのでしょうか。

ついでに憲法第9条の趣旨についての政府見解もあります。要点だけとりだすと,9条1項限定放棄説とり,2項全面放棄説を採用します。特徴的なのは,自衛のための必要最小限度の自衛力は「戦力」あたらないというところにあります。

タグ:公的行為
posted by まったりな。 at 11:47 | 東京 🌁 | Comment(0) | TrackBack(0) | 法律 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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