2011年03月31日

東北で大規模地震の可能性,地震学者が指摘していた


産業技術総合研究所の岡村行信活断層研究センター長(地質学)が2009年に原発の耐震安全性を検討する経済産業省の審議会の席上で,東北地方に大津波をもたらした869年の「貞観地震(じょうがんじしん)」(マグニチュード8.4と推定)に触れ,規模以上の津波再来の可能性について指摘していたそうです。しかし,議事録によると,東電の出席者は,この地域(特に福島県沿岸)で過去に大地震で大きな災害があったとの歴史的な文献はないと答え,経産省原子力安全・保安院(Nuclear and Industrial Safety Agency,NISA)もこの忠告を軽視し,なんの行動もおこさなかったそうです。いったいどいうことなんでしょうか。

「研究成果を生かせなかった…」貞観地震の研究者
また,産経新聞のウェブ版によると産業技術総合研究所の宍倉正展さんは,宮城・福島両県のボーリング調査などから、貞観地震の実態を解明し,「いつ,再来してもおかしくない」と警鐘を鳴らしていたそうです。すごいのはこのボーリング調査で,東北地方は500〜1千年の間隔で,繰り返し巨大津波に襲われていることも判明していました。しかし,自治体の防災担当者は「そんな長い間隔の地震は,対策を練っても仕方がない」と,鈍い反応だったそう。

東海地震は対策を練っているのに今回はきちんと対応を取らなかったのはいったい何をしていたのか理解に苦しみます。天災ではなく人災ではないでしょうか。

posted by まったりな。 at 20:04 | 千葉 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | AFPBB News | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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