2012年01月25日

『聯合艦隊司令長官 山本五十六』

聯合艦隊司令長官 山本五十六聯合艦隊司令長官 山本五十六
半藤 一利

文藝春秋 2011-11-08
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あとがきにあるように半藤一利へのインタビューをまとめた本です。ところどころで首をかしげたくなるような感じがしますが,まぁ小説の体裁を取っていますが本人が書いたものではないのです。そこで,半藤一利
の他の本を読んだことがある方はそこかしこで見たことがあるフレーズを読むことになります。そこで印象てきなのをいくつか。やっぱり,223ページのミッドウェーの敗北から”陸海空軍を統帥する大元帥陛下(注,天皇のこと)にさえ事実をありのままに報告しなくなるのです。”天皇が陸海空軍が戦争を遂行するのに単に利用されている側面には驚くばかりです。また,187ページからの”在外外務官僚、世紀の怠慢”にも驚きます。今も昔もいい加減なんだなぁというのを感じてがっかりします。がっかりすると言えば,127ページの大本営政府連絡懇談会に関する部分です。全く政府として機能していないようなのも今の状況ににています。

あと,思い入れが強いのか山本五十六が戦争に反対しながら,戦争に散った人物と美化されしすぎているところが少し気になります。また,"暗殺が国家にとってつらい損失であるにもかかわらず,犯人が英雄視されてしまうことでした。そしてなぜか世論がそれを是認します。"という部分はこれも,マスコミに煽られてマスコミの情報を鵜呑みにして簡単に惑わされる今の状況とにていてなんか嫌な感じがしました。山本五十六の人物像をさらっと知ることができる点では本書はおすすめです。

参考リンク
映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六』公式サイト│12月23日(金・祝)より全国ロードショー

posted by まったりな。 at 20:41 | 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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