2013年01月22日

『黒王妃』

黒王妃黒王妃
佐藤 賢一

講談社 2012-12-07
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カトリーヌ・ド・メディシスというかユグノー戦争についてフランス王アンリ2世の王妃であり,フランソワ2世・シャルル9世・アンリ3世の母后としてユグノー戦争を主導した物語です。黒王妃とは,夫であるアンリ2世を悼む黒い喪服を常に着用するようになったことから言われるようになりました。カトリーヌ自身はカトリックですが,ギーズ家などの貴族らを牽制するためカトリックとユグノーの融和政策を選択しています。そして,話しはヴァシーの虐殺からサン・バルテルミの虐殺へと至って終わりになります。ユグノー戦争の話しとカトリーヌの一人称による独白が混ざっていてすこし読みにくいかなぁという印象はあります。独白の方がおもしろく,もう一つの主題であるユグノー戦争について多少の知識が無いとおもしろみが減ってしまうかなという印象を受けました。王太后であり摂政としてユグノー戦争時におけるフランスを主導した一代の女傑ではありますが,ヴァロワ朝はカトリーヌの子の代で断絶したのは皮肉としかいいようがありませんね。おもしろく読めました。

posted by まったりな。 at 22:55 | 千葉 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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