2013年02月04日

『共和政の樹立』

共和政の樹立 (小説フランス革命)共和政の樹立 (小説フランス革命)
佐藤 賢一

集英社 2012-09-26
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小説フランス革命も1792年8月10日のテュイルリー宮殿襲撃によって王権が停止され,新たに召集された国民公会によってブルボン朝の廃止と共和政樹立が宣言されたところに至りました。テュイルリー宮殿襲撃は,サン・キュロットを中心とする武装蜂起で,事実上の革命であったために8月10日の革命とも呼ばれる。フランス革命は新段階に入ることになります。これ以後,革命の本義を見失って血なまぐさい事件が続きます。騒然とした状況と外敵がパリに迫るおそれのある戦況の悪化とにより,1792年9月2日から数日間にわたって行なわれたパリの監獄で起こった虐殺がおこり(9月虐殺),1793年1月21日午前10時22分にシャルル=アンリ・サンソンの執行により革命広場(いまのコンコルド広場)でギロチンで斬首刑にされて本書は終わります。本書では混乱した状況を臨場感ある筆致で書かれています。もっとも,ギロチンでルイ16世が処刑される場面での回想はなんか物足りないものだと思いました。その後の恐怖政治への展開が楽しみです。

posted by まったりな。 at 22:17 | 千葉 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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