2013年08月16日

『徳の政治』

小説フランス革命11 徳の政治 (小説フランス革命 11)小説フランス革命11 徳の政治 (小説フランス革命 11)
佐藤 賢一

集英社 2013-06-26
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小説フランス革命もあと2冊で完結します。フランス革命も恐怖政治に入り終盤を向かうことになります。ジャコバン派内で,ダントン派(寛容派)とエベール派の戦いという形で分派闘争が激しくなります。ダントン派のファーブル・デグランティーヌがインド会社の解散に伴う清算における横領事件(インド会社事件)から派閥抗争がはじまり,、ロベスピエール,サン・ジュスト,クートンが台頭し,ロベスピエールは「民衆の革命政府の原動力は徳と恐怖である。徳なき恐怖は有害であり、恐怖なき徳は無力である」という有名な演説を行い現体制を擁護する。その一方で,民衆を味方につけるため,サン・ジュストは反革命派の土地を没収し貧困者に無償で配分するヴァントーズ法を提案する。エーベル派・ダントン派は次々逮捕され,処刑されます。かっての仲間と革命の進展とに苦悩するロベスピエールの苦悶は大変なものだったのでしょう。ダントンがムシュ・ド・パリに「俺の首を人民に見せてやれ。それだけの値打ちはある」と語ったところは圧巻です。

posted by まったりな。 at 13:33 | 千葉 ☀ | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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